銀河鉄道じゃないほうのSLの話<7>

銀河鉄道じゃないほうのSLの話<6>の続き。

全国蒸気機関車配置表』ISBN978-4-8022-0435-4
徳永益男/松本謙一著
2018年1月31日発行

昭和6年、1931年9月19、27日の車両について、まさに答えが書かれている資料です。
発行されたのが2018年1月なので、私が国立国会図書館でジタバタしていた頃、この本はまだ世に出ていなかったのです。
待てば出てくる資料もある。
ところが、めくって「機関車配置表」。
「…………」←正直チンプンカンプン。
落ち着け私。
見慣れないけど、落ち着け私。
と、言い聞かせてジーッと見ているうちに、
「機関庫、分庫、又、駐泊所」の並びに
仙台・長町・原町・小牛田・一関……あ、普通で行ったときに乗り換えさせられたとこか;(嫌な思い出)
と思い出し、見慣れない数字に混じってC51230、C51231、C51232……と、C51型とわかる数字が。しかも連番!
テンション上がりました(笑)
これぞ、まさしく、何の型のSLがどこの機関区に配置されているかの表でした。
(だから「機関車配置表」なんですね。)
同時に、「賢治さんが上京するときに乗っていた汽車は○○○です!」と車両を言い切れない理由がわかりました。

理由:単機で終点まで走り切らない。

この機関区と呼ばれるエリアの区切りで、先頭の車両は交替するのです。
なので、複数の車両が交替しながら長旅をするのです。
SLは長距離を走れない。
石炭の水の補給のほか、機関士の交替もあるのでしょう。
車両の特定の困難を悟ると同時に、電気の偉大さに感動しました。
電気制御による恩恵は、こんなところにもあるのですね。
ライブラリーを後にした後、展示でパンタグラフを上下に操作しながら、感慨深かったです。

機関区で保有しているSLの台数が想像を越える多さだったため、あきらめかかった車両特定でしたが、
気になる一文によって希望が出ます。


P314 L7
「上野から出る各方面の長距離旅客の牽引はすべてC51形である。」

作者が言い切ってます。なぜでしょう?
これが本当なら、車両を限定することはできなくても「C51形」に限定することができるのです。
SL銀河には申し訳ないのですが、C51形の復活走行を見ながら「1931年」を見ることができるのです。
ただ、機関車配置表にはほかの形の数字が並んでいます。
作者がなぜこの結論に至ったかを理解しなければなりません。
数時間の間に複写不能のこの資料を書き写すのは不可能です。
そこで、決断。
amazonでポチぃッ!
素晴らしきかな、現行図書!!
というわけで、館内の展示を見て帰ることにしました。
……館内広すぎて全部はムリー……
次、資料分析です。
つづく

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全国蒸気機関車配置表
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