蔵前と賢治

浅草橋駅から蔵前駅周辺まで散歩したかったのですが、あまりに激しい雨にくじけました。
雨ニ負ケル。
→蔵前散策は別日のレポを。

浅草橋駅前に、山形牛一頭買いで焼肉を提供している「日本焼肉党」というお店があります。賢治さんは肉を口にしない主義でしたが、私はお肉好きです。前沢が近かったので、前沢牛を牧場直営店で購入できる環境で育っております。

ナギノ10歳。「牛肉オレンジ問題」は珍しくテレビの話題と地域の話題と子ども同士の話題がシンクロしていました。
「いやいや、国産牛の美味さをもってすれば、アメリカ牛が入ってもどうということはないでしょう」と子ども同士会話していたのですが、10歳の子どもにとっても身近な話題だったところが農業国岩手県です。この時の概念は国産牛=前沢牛。その後、水沢牛やいわて短角牛のようなブランドの台頭、県外に出ればブランド牛だけが国産牛ではなかった!という外の世界を知ることになりますが、それはまだ先の話です。
 前沢牛は当時も高価でしたが、私の実家は弟が肉を好まなかったので、稀に家族の一部が「肉食べようか、どうせだったら…」というテンションで前沢牛一択だったもかもしれません。そして、子ども同士の会話の相手を思い起こせば、リーダー格の子の家が、前沢牛のしゃぶしゃぶを提供するお店でした。
 セレブではなく、実に岩手の子どもらしい特殊環境だったことを強調しておきます。

話は「日本焼肉党」に戻ります。都会の流通では色んなランクの牛肉が手軽に手にできる代わりに、変わった部位が手に入りづらかったり、ランク付けされて価格がついているので、安定と引き換えにお楽しみが無いです。

山形牛一頭買いをしているこちらのお店には、毎月29日にお楽しみが発生します。このお楽しみが、牛の里出身の人間にも「おぉ!」という新鮮な驚きがあって嬉しいのです。今月は2月で28日までしかないので、今日が「29日の日」です。

本日は、おまかせ切り落とし焼肉に、シャトーブリアンが潜んでましたw

食べつつ、大雨なので悩みつつ……地図上、近くに「宮城館」があるので、行ってみようかどうしようか迷っていました。

ここから徒歩10分。そう、遠くは無いのですが、賢治さんが宿泊していた両国橋の袂の宿「宮城館」。このところ、賢治さんの足跡は、跡形もなく違うものになっていることが多く、現地での調査に時間がかかることが多かったので、大雨の前に怯みました。……美味しいの食べたし、頑張りますか!

神田川を渡って、宮城館に向かいます。

住所の場所に行くと、びっくりですΣ(・ω・ノ)ノ!
大きなビルに、ずばりの名前で宮城館がありました。

現在は旅館ではなくオフィスビルでしたが、賢治さんゆかりの東京の地に行っても「跡地」「空地」が続いていたので、同じ場所に名前だけでも残っていて嬉しかったのです。

1917年に賢治さんが来た当時、宮城館は旅館。
ここから「昨夜ふと…」明治座に見に行きました。
「ふと」の思いつきの距離なら、今の明治座も行って……いや、今日はこれで十分です。シモジマと貴和で買い物して帰ろうと思います。

ゆかりの地の面影があって、焼肉が美味しかったのでめでたしめでたし。
たまにはストイックに追い求めない日があっても、いいじゃない!?
余談ですが、岩手にご旅行の際には、是非に牛の博物館へ。
農家が副業で前沢牛の子牛を肥育するのですが、家族同然に大切にされて、出荷の時のお別れがきます。その家の女の子が書いたという手紙が泣けます。大切にされた命だから、美味しいんだなぁ……と、悲しくも、食べたくなる物語です。

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外部リンク

改訂版 東京よりみちノート ([バラエティ])

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